銀色を印刷物に入れたいとき、銀インキで刷るか、箔を押すかで迷うことが多いと思います。銀インキは手軽ですが光り方がおだやかで、箔押しは版が必要なうえ、写真や細かい絵柄には向きません。
オフメタル 銀は、王子エフテックス株式会社がつくるアルミ蒸着紙です。紙の表面そのものが鏡のように光り、その上にオフセット印刷ができます。この記事では、オフメタル 銀が選ばれる理由、連量の選び方、サイズと価格、よくある質問をまとめました。
オフメタル 銀とは?
王子エフテックスがつくる、鏡のように光るアルミ蒸着紙

オフメタル 銀は、王子エフテックス株式会社が製造しているアルミ蒸着紙です。紙にアルミを蒸着させてあるので、表面は金属のように光を返します。それでいて、切る・刷る・折るといった扱いは紙として行えます。
この紙の性格を決めているのは、オフセット印刷ができることです。銘柄名の「オフ」もここから来ています。銀色の地の上に、文字や写真を通常の印刷でのせられます。
光り方は、写真のとおり周りの景色を映し込むような鏡面です。見る角度で明るさが大きく変わるので、手に取った人が思わず傾けて見たくなる紙です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄名 | オフメタル 銀 |
| 分類 | アルミ蒸着紙 |
| 製造 | 王子エフテックス株式会社 |
| 特徴 | オフセット印刷ができる |
| 連量 | 55・68・105・130kg |
| 厚み | 0.06〜0.20mm |
| 判型 | A4・B4・A3・SRA3 |
| 入数 | 30枚・50枚・100枚 |

オフメタル 銀が選ばれる5つの理由
① 銀インキでは出ない鏡面の光り方
銀インキは顔料の粒で光らせるため、どうしても落ち着いた光り方になります。オフメタル 銀はアルミの蒸着面そのものが光るので、光の返り方がまったく違います。紙を傾けたときの明暗の差が大きく、平面の印刷物でも立体感が出ます。
② 版を起こさず、印刷だけで銀を使える
箔押しは箔の版を用意する必要がありますが、オフメタル 銀は紙そのものが銀です。絵柄はオフセット印刷でのせるので、写真や細い文字、グラデーションも表現できます。銀の面積が広いデザインほど、この差が効いてきます。
③ 地の銀を残して「刷らない部分」を見せられる
オフメタル 銀では、インキをのせない部分がそのまま銀として残ります。つまり余白が銀の演出になるということです。ロゴや品名だけを刷り、あとは地の銀にまかせる設計にすると、少ない色数でも印象の強い仕上がりになります。
④ 0.06〜0.20mmの4連量がそろう
連量は55kg・68kg・105kg・130kgの4種類、厚みは0.06mm・0.08mm・0.14mm・0.20mmです。ページに挟む薄いものから、タグやパッケージに使える厚いものまで、同じ銀のまま厚みだけを選べます。
⑤ A4〜SRA3の4判型、30枚から買える
判型はA4(210×297mm)・B4(257×364mm)・A3(297×420mm)・SRA3(320×450mm)の4種類。包装は30枚・50枚・100枚です。特殊な紙ほど使い切れるか心配になりますが、30枚からなら試作にも少部数の本番にも合わせやすい量です。
オフメタル 銀の印刷サンプル




オフメタル 銀にカラー印刷をしたサンプルです。写真や色の円は、地の銀が透けて金属的な光を帯びた色に見えます。白い紙に刷ったものとは発色が変わるので、この見え方を前提にデザインするのがコツです。
一方で、黒の文字やベタははっきり残ります。読ませたい情報は黒で、雰囲気は地の銀で、という役割分担がこの紙のいちばん素直な使い方です。
オフメタル 銀の連量の選び方
| 連量 | 厚み | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 55kg | 0.06mm | チラシ・冊子のページ |
| 68kg | 0.08mm | チラシ・冊子のページ |
| 105kg | 0.14mm | 表紙・ポストカード |
| 130kg | 0.20mm | タグ・DM・パッケージ |
紙もっと!では、55〜68kgをチラシや冊子のページ向け、105〜130kgを表紙・ポストカード・タグ・DM向けとしてご案内しています。
決め手は「ほかの紙と一緒に使うか、1枚で主役になるか」です。冊子の中に綴じたり折って配ったりするなら薄い2連量、単体で手渡すカードや箱にするなら厚い2連量から選ぶと、失敗が少なくなります。
オフメタル 銀のサイズと価格
| 判型 | 寸法 |
|---|---|
| A4 | 210×297mm |
| B4 | 257×364mm |
| A3 | 297×420mm |
| SRA3 | 320×450mm |
| 連量 | 厚み | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 55kg | 0.06mm | ¥3,091〜 |
| 68kg | 0.08mm | ¥3,170〜 |
| 105kg | 0.14mm | ¥4,675〜 |
| 130kg | 0.20mm | ¥5,388〜 |
価格は2026年9月時点の税込参考価格で、A4・30枚の金額です。判型と枚数の組み合わせで変わりますので、最新の価格は商品ページでご確認ください。

オフメタル 銀のよくある質問
オフメタル 銀はどんな紙ですか?
紙にアルミを蒸着させた、鏡のように光る銀色の紙です。オフセット印刷ができます。
メーカーはどこですか?
王子エフテックス株式会社です。
厚さはどれくらいですか?
55kgで0.06mm、68kgで0.08mm、105kgで0.14mm、130kgで0.20mmです。
サイズと入数は?
A4・B4・A3・SRA3の4判型で、30枚・50枚・100枚の包装があります。
銀インキで刷るのと何が違いますか?
銀インキは顔料で光らせるため光り方がおだやかです。オフメタル 銀はアルミの蒸着面が光を返すので、鏡のような強い光沢になります。
白は刷れますか?
地色が銀なので、通常のプロセスインキだけでは白は出ません。白を見せたい部分がある場合は、白版が刷れる印刷方式が必要です。
オフセット印刷以外でも使えますか?
紙もっと!がご案内しているのはオフセット印刷での使用です。ほかの印刷方式は機械との相性がありますので、印刷を依頼される会社にご確認ください。
金色もありますか?
同じシリーズに「オフメタル 金」があり、紙もっと!で取り扱っています。連量と判型のラインナップは銀と同じです。
折り加工はできますか?
薄い連量ほど折りやすくなります。厚い連量を折る場合は、折り目の割れを防ぐために筋を入れてから折るのが一般的です。
まとめ
オフメタル 銀は、王子エフテックス株式会社のアルミ蒸着紙です。鏡のような銀の光沢を紙のまま持ちながら、オフセット印刷で文字や写真をのせられるのがいちばんの特徴です。
連量は55kg(0.06mm)から130kg(0.20mm)までの4種類、判型はA4・B4・A3・SRA3の4種類、包装は30枚から。ページものや折り物には薄いほう、カード・タグ・パッケージには厚いほうが向きます。
オフメタル 銀の購入は紙の通販専門店「紙もっと!」で
オフメタル 銀は「紙もっと!」で1包装から購入できます。厚さを選び、そのあとサイズと枚数を選ぶ流れです。

紙のソムリエ 五十嵐 広治(いがらし こうじ)
日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。
現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやYouTubeなどSNS運用による情報発信
全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて、紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。
