『紙』の起源とは

紙について

『紙』の誕生について

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紙の起源というと、紀元前3000年の古代エジプト期に使用され『paper』の語源にもなっている『パピルス紙』がよく挙げられるが、パピルス紙はパピルスの茎の髄を薄く削いで縦・横に重ねながらシート状に下のものであり、現在私たちが使用している紙とは構造や製造法が原理的に異なることから、紙の起源とは言い難いところがある。 
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一般的に『紙』の始まりとされるのは中国・後漢の紀元前105年
和帝に使える蔡倫(サイリン)の発明によるものです。
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原材料は木の皮や麻の切れ端、麻のぼろ、魚網などを原料とし、それまで中国で使用されていた木簡や竹簡などに比べると軽量せ筆記性に優れ取り扱いが簡便で安価に作ることができる画期的な技術でした。
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前漢時代にも麻紙など紙らしきものはあったが、記録材料として改良を重ねつつも今日に至るまで実用性を維持してきた『紙』の発明はやはり蔡倫の功績と言えます。
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