紙はなぜkg表示

紙について
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紙関連の仕事をしていると最初に驚くのが、紙はkgでやり取りをしていることですよね?
今更ながらなぜkg表示なのかをおさらいしたいと思います。
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なぜkg表示が存在しているかというと紙は重さで取引をしている業界です。
私はこの業界に入るまで知りませんでした。

せいぜい100枚でいくらとかそんな感覚しかありませんでした。

ファンシーペーパーという高価な紙は一枚単位からの取引をしてるのもビックりな話ですが、今は置いておきます。

坪量・米坪について

重さの話をする前に『米坪(坪量)』の話をしないと始まりませんね!!

『米坪(坪量)』とは1平方メートル(㎡)あたりの紙の重さです。

紙は生産の段階でこの『坪量』を設定して生産されます。
一般的にコピー用紙は64gです。
そして紙というのは規格が決まってます。
ここでは一般的な紙の寸法を例に重さについて解説してきます。

紙の大きさは様々

A判:625×880
 国際JIS規格に定められたA列の寸法のために使われる大きさです。

菊判:636×939
  当初は新聞用紙に使用する目的でアメリカから輸入した大きさです。

B判:765×1085
 日本で開発された寸法でB列の寸法のために使われる大きさです。

46判:788×1091
 明治時代にイギリスから輸入された大きさ

この4つの寸法が紙の取引をする上では押さえておきたい王道な寸法になります。 
これも業界ワードなんですが、紙の取引は1000枚単位が基本で
1000枚のことを『連』と言います
一連の重さがkg表示になってます。

ここからは計算になるのでややこしいんですが・・・・

重さの計算方法

ここではA判:625×880で計算していきます。
ここで重要な要素は
・米坪:64g
・寸法:625×880
・2捨3入・7捨8入

2捨3入・7捨8入?????????
恥ずかしながら四捨五入しか知りませんでした。(笑)

625×880を1m(1000mm)換算に直します。
0.625×0.880

これを計算すると0.55という数字が導き出せます。
A判は0.55㎡ということですね!!

これに坪量64gをかけると連量の元が計算されます。
0.55×64g=35.2

これに謎の呪文2捨3入・7捨8入をします。
つまり35.2の0.2部分は捨てます。

ですのでこのA判の64gは連量に直すと35kgになります!!
つまり1連(1000枚)の重さが35kgということになります。
この計算方法を菊判・B判・46判に当てはめて計算することができます。

すると
菊判:38kg
B判:53kg
46判:55kgになります。
これでみなさんも紙マイスターですね!!