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アリンダの特徴と使い方|片面・両面コートの選び分けと5つのポイント

ガラスのように澄んだ透明感のアリンダ(透明ポリエステル) 紙専門のECサイト『紙もっと!』の商品紹介!

透明なフィルムに刷りたい。しかもきれいに出したい——POPやパッケージ、クリアカードの案件でよくいただくご相談です。今回ご紹介するアリンダ(透明ポリエステル)は、印刷用に設計された透明ポリエステルフィルム。ガラスのように澄んだ透明感に、インクが美しくのります。片面コートと両面コート、厚さ2種の計3グレードがあり、表現したい面の数で選び分けます。この記事では、アリンダがどんな素材なのか、印刷したときの見え方、グレードの選び方、よくある疑問までを整理します。読み終えるころには、どのグレードを頼めばいいか判断できるはずです。

アリンダ(透明ポリエステル)とは?基本スペックと3つのグレード

基本情報

アリンダは、ダイニック株式会社が展開する印刷用の透明ポリエステルフィルムです。高透明・高平滑性を持ち、PET素材ならではの耐熱性・寸法安定性・耐水性を備えています。

項目内容
メーカーダイニック株式会社
分類印刷用 透明ポリエステルフィルム(PET)
グレードAGT-75(片面コート 75μ)/AGT-100(片面コート 100μ)/OFT-100(両面コート 100μ)
サイズA4(210×297)/A3(297×420)/SRA3(320×450)/B4(257×364)
入数30枚/50枚/100枚
特性高透明・高平滑性、耐熱性・寸法安定性・耐水性

3つのグレードの違いは「コート面の数」

アリンダの型番は、塗工(コート)されている面の数を表しています。AGT が片面コート、OFT が両面コートです。コート面はインクを受け止める層なので、つまり刷れる面の数が違います。片面だけに刷るならAGT、両面を使って表現するならOFT-100を選びます。

アリンダが選ばれる5つのポイント

  • 印刷用に設計されている。インクが美しくのることが前提の素材
  • ガラスのように澄んだ透明感。高透明・高平滑性で、下の色と輪郭がそのまま抜ける
  • 両面印刷ができるグレードがある。OFT-100なら表裏で異なる表現を重ねられる
  • 耐熱性・寸法安定性がある。加工工程で反りやヨレが出にくい
  • 耐水性がある。屋外や水まわりの掲示でも使える
アリンダ(透明ポリエステル)の質感・素材感
アリンダ(透明ポリエステル)の画像

アリンダの印刷適性とおすすめ活用法

インクののり方

アリンダの持ち味は高平滑性です。表面が平らなので、ベタも網点も安定して出ます。透明フィルムでありながら「印刷用」と名乗っているのは、この受理層があるからです。

ただし透明素材である以上、白は刷れません。刷らなかった部分はそのまま透けます。白ヌキのつもりで組むと背景が出てくるので、透けることを前提に設計してください。裏を返せば、背景を活かした表現ができるのがこの素材の武器です。

主な活用シーン

  • 自動販売機POP
  • サイン
  • ウィンドウ装飾
  • 電飾用インナーシート
  • パッケージ、クリアカード

紙のソムリエが現場で見た使われ方

透明フィルムの案件で、いちばん差がつくのが重ねの使い方です。OFT-100は両面コートなので、表に絵柄、裏にベタや別レイヤーを刷ると、平面のはずのものに奥行きが出ます。1枚のフィルムのなかで前後関係が作れる、というのは紙にはない表現です。

電飾のインナーシートも定番です。光を通す前提の掲示で、色が濁らずに抜けてくれます。

アリンダのグレードの選び方

用途別の早見表

グレードコート厚さ向いている用途
AGT-75片面75μ薄手で軽く仕上げたいPOP、重ねて使う透明レイヤー
AGT-100片面100μ一般的なPOP、サイン、ウィンドウ装飾
OFT-100両面100μ表裏を使い分けるカード、両面刷りの掲示物、奥行きを出す表現

迷ったときの選び方

まず「両面に刷るか」を決めてください。 刷るならOFT-100で確定です。片面だけなら、次に厚さを選びます。何かに貼る・挟む・重ねるなら75μ、単体で扱う・自立させたいなら100μ。用途が固まっていないなら、扱える幅が広いAGT-100から検討するのが安全です。

サイズと入数

サイズはA4/A3/SRA3(320×450)/B4の4種類、入数は30枚・50枚・100枚。3グレードとも同じラインアップです。

厚さとコート面のバリエーションがあるアリンダ(透明ポリエステル)
アリンダ(透明ポリエステル)の規格表

アリンダとOZK(透明PET)の使い分け

同じダイニック株式会社の透明PETフィルムに OZK があります。切り分けの目安は次のとおりです。

求めるもの向いている選択
印刷品質を追い込みたいアリンダ
両面に刷りたいアリンダ OFT-100
手元のレーザープリンターで刷りたいOZK
厚手(188μ)で自立させたいOZK
薄手(75μ)で軽く仕上げたいアリンダ AGT-75
用途が広いアリンダ(透明ポリエステル)の活用シーン
アリンダ(透明ポリエステル)の活用イメージ

アリンダのよくある質問

Q. グレードは何種類ありますか?

A. AGT-75(片面コート 75μ)、AGT-100(片面コート 100μ)、OFT-100(両面コート 100μ)の3種類です。

Q. AGTとOFTの違いは?

A. AGTは片面コート、OFTは両面コートです。刷れる面の数が違います。

Q. 両面に印刷できますか?

A. OFT-100なら両面を使った表現ができます。AGT-75・AGT-100は片面での表現に適しています。

Q. サイズと入数は?

A. サイズはA4(210×297)/A3(297×420)/SRA3(320×450)/B4(257×364)、入数は30枚・50枚・100枚です。

Q. 白は印刷できますか?

A. 透明フィルムなので、刷らなかった部分は透けます。白を出したい場合は白版が刷れる印刷方式が必要です。

Q. 屋外で使えますか?

A. 耐水性に優れた素材で、用途としてサインやウィンドウ装飾が挙げられています。

Q. 熱がかかる加工はできますか?

A. PET素材ならではの耐熱性があります。ただし具体的な条件は加工内容によりますので、事前にご確認ください。

Q. メーカーはどこですか?

A. ダイニック株式会社です。

まとめ:アリンダはこんな方におすすめ

  • 自販機POPやサインを手がける販促・什器の制作会社
  • 電飾やバックライト什器を設計するサイン・ディスプレイ業の方
  • クリアカードやパッケージ窓材を検討する商品開発・パッケージデザイナー
  • 表裏を使った重ね表現を試したいデザイナー・アートディレクター
  • 透明素材の印刷品質を上げたい印刷会社

透ける素材に、きちんと刷る。アリンダは、透明であることと印刷品質を両立させたいときの選択肢です。

アリンダの購入は紙の通販専門店「紙もっと!」で

アリンダ(透明ポリエステル)は、紙の通販専門店「紙もっと!」でご購入いただけます。グレード・サイズ・入数ごとの価格と在庫は商品ページで確認でき、全国へ発送しています。迷ったときは、両面に刷るかどうかをいちばん先に決めると絞り込みが早くなります。

紙のソムリエ 五十嵐広治

紙のソムリエ 五十嵐 広治(いがらし こうじ)

日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。

現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやYouTubeなどSNS運用による情報発信

全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて、紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。

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