ラベルやシールを作るとき、白い用紙に印刷して貼るのが当たり前になっていませんか。クラフト紙そのものをシールにできるのが「クラフトタック」です。
この記事では、紙の通販専門店「紙もっと!」で取り扱っているクラフトタックについて、特徴・印刷の出かた・サイズと価格・使いどころをまとめました。
クラフトタックとは?
クラフト紙を表面素材に使ったタック紙

クラフトタックは、包装紙でおなじみのクラフト紙を表面素材に使ったタック紙(シール用紙)です。紙もっと!では、マルウ接着株式会社のクラフトタックを「クラフトタック(普通強粘 キセパ)」として取り扱っています。
クラフト紙は、包装紙の代表的な素材であるクラフトパルプを原料にした紙です。褐色ですが強度が高く、クラフトパルプを完全に漂白せず半さらしにした原料で抄いたものも含めて、こうしたクラフト紙を使ったタック紙がクラフトタックです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | クラフトタック(普通強粘 キセパ) |
| 分類 | タック紙(シール用紙) |
| メーカー | マルウ接着株式会社 |
| 表面素材 | クラフト紙 |
| セパレーター | キセパ |
| 地の色 | 褐色(クラフト地) |
| 判型 | A4/B4/A3/SRA3 |
| 入数 | 100枚/500枚 |

クラフトタックが選ばれる5つの理由
① 褐色の地色がそのままデザインになる
クラフトタックは地色が褐色です。白いラベルのように色を「乗せる」のではなく、紙の色を「見せる」前提で設計できます。ロゴを黒1色で入れるだけでも、クラフトらしい表情が出ます。白い用紙にクラフト風の色を印刷して再現する必要がないので、色ムラや刷り色の管理にも悩みません。
② 包装紙ゆずりの強度がある
表面素材のクラフト紙は、包装紙に使われてきた強度の高い紙です。ラベルは貼る前に必ず人の手で扱われます。台紙からめくる、位置を合わせる、指で押さえるという工程で紙が裂けにくいことは、実務では地味に効いてきます。
③ セパレーターは「キセパ」で表裏がわかりやすい
台紙(セパレーター)はキセパと呼ばれる黄色系のものです。表面のクラフト地が褐色、台紙が黄色系なので表裏の見分けがつきやすく、断裁したあとのシールを仕分けるときにも迷いません。
④ A4からSRA3まで4つの判型がそろう
A4(210×297mm)、B4(257×364mm)、A3(297×420mm)、SRA3(330×488mm)の4判型がそろいます。SRA3まであるので、A3仕上がりで塗り足しを取りたいときにも判型で対応できます。
⑤ 100枚から買えるので小ロットで試せる
入数は100枚と500枚の2種類です。単発のイベント用シールや試作なら100枚、商品ラベルとして継続して使うなら500枚と、使う量に合わせて選べます。
クラフトタックに印刷するとどう出るか




印刷見本を見ると、CMYKのかけ合わせも写真も再現されていますが、白い紙のときのような鮮やかさではなく、褐色の地を通した落ち着いた発色になります。イエローやマゼンタは沈み、全体にアースカラー寄りにまとまります。
一方、黒は締まって出ます。ロゴ・文字・線画といった黒1色の要素は、クラフト地の上でもコントラストがはっきりします。デザインを黒とクラフト地の2色で組み立てると、いちばん狙いどおりに仕上がります。
逆に、白は紙の色が残るため通常のCMYK印刷では表現できません。白を出したい場合は、白インキが使える印刷方法を選ぶか、白を使わない設計にしてください。
クラフトタックのサイズ・入数・価格
| サイズ | 寸法(mm) | 100枚(税込) | 500枚(税込) |
|---|---|---|---|
| A4 | 210×297 | 11,550円 | 42,900円 |
| B4 | 257×364 | 11,550円 | 46,200円 |
| A3 | 297×420 | 11,550円 | 42,900円 |
| SRA3 | 330×488 | 11,550円 | 42,900円 |
価格は紙もっと!での販売価格(税込)です。100枚はどの判型も同じ価格なので、面付けの都合が許すなら大きい判型を選ぶほど、同じ金額で取れる面積は広くなります。
最新の価格と在庫は、商品ページの「価格と在庫を一覧で確認する」からご確認ください。
クラフトタックの活用シーン

食品・雑貨・コスメなど、素材感や手づくり感を伝えたい商品のラベルによく合います。ブランドロゴを黒1色で入れるだけで成立するので、デザインの手数も少なく済みます。
ギフトの封かんシール、紙袋や封筒の口を留めるラベル、クラフト箱に貼るブランドシール、イベントのネームシールなど、クラフト系の資材と組み合わせると全体のトーンがそろいます。
紙のソムリエ・五十嵐の視点
クラフトタックを選ぶときにいちばん大事なのは、「白は出ない」ことをデザインに入る前に共有しておくことだと思っています。データを組んでから気づくと、色設計をやり直すことになります。
もうひとつは、貼る相手です。段ボールやクラフト紙のように表面がざらついた素材に貼るのか、つるつるした容器に貼るのかで、貼りやすさも見え方も変わります。本番と同じ素材で一度貼って確かめてから本刷りに進むと、失敗が減ります。
クラフトタックのよくある質問
クラフトタックはどんな素材ですか?
クラフト紙を表面素材に使ったタック紙(シール用紙)です。メーカーはマルウ接着株式会社で、紙もっと!では「クラフトタック(普通強粘 キセパ)」として販売しています。
台紙(セパレーター)は何ですか?
キセパと呼ばれる黄色系のセパレーターです。表面のクラフト地と色が違うので、表裏の判別がしやすくなっています。
どのサイズがありますか?
A4(210×297mm)・B4(257×364mm)・A3(297×420mm)・SRA3(330×488mm)の4判型です。
何枚から買えますか?
100枚からです。500枚の設定もあります。
色は何色ありますか?
色展開はなく、クラフト地の褐色1色です。色を変えたい場合は、色上質タックや和紙タックなど別の銘柄をご検討ください。
白いインキは使えますか?
紙もっと!でお届けするのは用紙のみです。白インキが使えるかどうかは印刷方法によりますので、印刷を依頼される場合は印刷会社にご確認ください。
家庭用プリンターで印刷できますか?
商品ページ上ではデジタル印刷対応のカテゴリーに分類されています。ただし使える用紙の厚みや粘着素材の可否は機種ごとに違うため、お使いのプリンターの仕様をご確認ください。
屋外で使えますか?
表面素材は紙なので、雨や直射日光が当たる場所には向きません。屋外で使う場合は、耐水性のあるフィルム系のタック紙をご検討ください。
まとめ:クラフトタックはこんな方におすすめ
・クラフト紙の風合いをそのままラベルにしたい方
・黒1色やモノトーンでロゴを見せたい方
・段ボールや紙袋など、クラフト系の資材とトーンをそろえたい方
・A4からSRA3まで、面付けに合わせて判型を選びたい方
・100枚から小ロットで試したい方
クラフトタックの購入は紙の通販専門店「紙もっと!」で
クラフトタック(普通強粘 キセパ)は、紙の通販専門店「紙もっと!」でお求めいただけます。判型と入数を選んでご注文ください。

紙のソムリエ 五十嵐 広治(いがらし こうじ)
日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。
現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやYouTubeなどSNS運用による情報発信
全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて、紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。
