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アートタックの特徴と使い方|アート紙のタック紙が選ばれる5つの理由

用途が広いアートタックの活用シーン 紙専門のECサイト『紙もっと!』の商品紹介!

店舗のPOP、商品ラベル、期間限定のキャンペーンステッカー。貼る印刷物を作るとき、悩みどころは「紙の見栄え」と「糊の性質」を同時に決めなければならないことです。写真をきれいに出したいのに、貼って剥がせる必要もある。そんな条件を1つの素材で満たせるのがアートタックです。この記事では、高級印刷用コート紙であるアート紙をタック紙(シール紙)に仕立てたアートタックについて、4種類の粘着剤の違い、取扱サイズと入数・価格、そして向く仕事と向かない仕事までをまとめます。

アートタックとは?

アートタックは、高級印刷用コート紙の一つであるアート紙をタック紙(シール紙)にした商品です。アート紙は、鉱物性顔料と接着剤とからなる塗料を上質紙の片面にコーティングした、光沢のある高級印刷紙。その表面基材に粘着剤と剥離紙(セパレート材)を貼り合わせ、3層が一体になった貼付用紙がアートタックです。

つまり「印刷の仕上がりはアート紙そのまま、貼る機能だけを後から足した紙」と考えると分かりやすいはずです。まずは基本のスペックを一覧で押さえてください。

項目内容
分類アートタック紙(タック紙)
表面基材アート紙
構成表面基材+粘着剤+剥離紙
粘着剤4種類から選択
剥離紙キセパ/白セパ
取扱サイズA4・A3・B4・SRA3
入数100枚/500枚
アートタックの質感・素材感
アートタックの画像

「見栄えのする紙」に貼る機能を足した素材

タック紙というと、上質紙やクラフト紙を基材にした実務寄りの素材を思い浮かべる方が多いかもしれません。アートタックが違うのはそこです。基材が塗工されたアート紙なので、インキの発色が沈まず、写真やベタが素直に出ます。商品そのものの魅力を伝えるラベルには、この差が効いてきます。

アートタックが選ばれる5つの理由

① アート紙が基材なので発色が沈まない

塗料でコーティングされたアート紙は、インキが紙の内部に沈み込みにくく、光沢のある仕上がりになります。シールにしても印刷適性はそのまま。色数の多いデザインや写真を使ったラベルで、狙った色が出やすいのが第一の理由です。

② 粘着剤を4種類から選べる

アートタックの最大の特徴が、糊を選べることです。普通粘着・水溶強粘・リタックS・リタックKの4種類が用意されていて、貼りっぱなしにするのか、あとで剥がすのか、どのくらいの強さで留めたいのかによって選び分けられます。詳しくは次の章で表にまとめました。

③ 剥離紙の色が用途に合わせて選べる

裏紙にあたる剥離紙(セパレート材)は、黄色の「キセパ」と白色の「白セパ」の2種類。作業現場で表裏をひと目で見分けたいときは黄色、断裁後の見た目や透けを意識するなら白、という選び方ができます。粘着剤の種類とセットで決まる組み合わせです。

④ A4からSRA3まで4サイズが揃う

取扱サイズはA4(210×297mm)・A3(297×420mm)・B4(257×364mm)・SRA3(330×488mm)の4つ。A4はオンデマンド機でそのまま流せるサイズ、SRA3はA3の仕上がりに塗り足しを付けたいときのサイズです。面付けの都合で選べる幅があるのは実務上ありがたいところです。

⑤ 100枚から買える

入数は100枚と500枚の2種類。タック紙は連(1000枚単位)でしか買えないことも多いなか、100枚から手に入るのは小ロットの案件やテスト印刷で助かります。まず100枚で刷ってみて、通れば500枚に切り替える、という進め方ができます。

アートタックの粘着剤4種類の違い

アートタックを選ぶときに最初に決めるのが粘着剤です。4種類それぞれの性質と、組み合わさる剥離紙は次のとおりです。

接着剥離紙特性
普通キセパ(黄)一般的な糊
水溶強粘キセパ(黄)水に溶ける糊
リタックS白セパ(白)弱粘再剥離糊
リタックK白セパ(白)強粘再剥離糊
粘着剤と剥離紙の種類が選べるアートタック
アートタックの規格表

正式には、水溶強粘は「普通糊より接着力を高めた水に溶ける糊」、リタックSは「弱粘再剥離糊で貼って剥がせるタイプの糊」、リタックKは「強粘再剥離糊。リタックSよりも接着力がある糊」と説明されています。

ポイントは「再剥離が要るかどうか」です。貼ったままにするなら普通粘着か水溶強粘、剥がす前提ならリタックSかリタックK。そのうえで、どのくらいの強さで留めたいかで2択を絞る、という順番で考えると迷いません。

アートタックの商品ラインアップ

紙もっと!で取り扱っているアートタックは4アイテムです。粘着剤と剥離紙の組み合わせごとに商品が分かれています。

商品名主な用途
アートタック70 普通粘着店舗POP・商品ラベル
アートタック73 水溶強粘工業用・業務用ラベル
アートタック73 リタックS一時表示ラベル
アートタック73 リタックK期間限定ステッカー

アートタックのサイズ・入数・価格

価格は4アイテムとも共通です。100枚はすべてのサイズで同額、500枚はB4だけ少し高くなります。

サイズ寸法100枚500枚
A4210×297mm11,550円42,900円
A3297×420mm11,550円42,900円
B4257×364mm11,550円46,200円
SRA3330×488mm11,550円42,900円

金額はいずれも税込です。最新の価格と在庫は商品ページでご確認ください。

アートタックの活用シーン

商品ページに挙がっている用途を整理すると、アートタックが活きるのは次のような場面です。

  • 店舗のPOP。写真やロゴをきれいに出したい販促物
  • 商品ラベル。パッケージに貼って中身を見せる表示
  • キャンペーンステッカー。期間が終わったら剥がすもの
  • 製品表示。型番や仕様を貼り付ける実務的なラベル
  • 工業用・業務用ラベル。水に溶ける糊が求められる工程
アートタックの質感・素材感
アートタックの活用イメージ

紙のソムリエ・五十嵐の視点

タック紙のご相談をいただくとき、多くの方は「どの紙にするか」から入られます。でもアートタックに関しては、順番を逆にしたほうがうまくいきます。表面基材はアート紙で固定されているので、実質的に決めるのは糊だけだからです。

そして糊の失敗は、貼ったあとにしか分かりません。剥がすつもりのなかった表示が浮いてきた、あるいは剥がすつもりだったラベルが糊残りした。どちらも刷り直しになります。用途が「貼りっぱなし」か「あとで剥がす」か、この一点だけは発注前にはっきりさせておいてください。

もうひとつ。アート紙は片面塗工の紙です。光沢のある面が表になりますので、両面に印刷したい設計には向きません。裏面は剥離紙に隠れる前提の素材だと考えてください。

アートタックのよくある質問

アートタックはどんな紙ですか?

高級印刷用コート紙の一つであるアート紙を、タック紙(シール紙)にした商品です。紙の表面基材+粘着剤+剥離紙が一体になった貼付用紙です。

粘着剤は何種類ありますか?

普通粘着・水溶強粘・リタックS・リタックKの4種類です。剥離紙は普通粘着と水溶強粘がキセパ(黄色)、リタックSとリタックKが白セパ(白色)になります。

貼って剥がせるタイプはどれですか?

リタックSとリタックKです。リタックSが弱粘再剥離糊、リタックKが強粘再剥離糊で、リタックKのほうが接着力があります。

水溶強粘とはどういう糊ですか?

普通糊より接着力を高めた、水に溶ける糊です。工業用や業務用のラベル用途に向いています。

キセパと白セパの違いは何ですか?

剥離紙(セパレート材)の色の違いです。キセパは黄色の裏紙、白セパは白い色のセパレート材を使用しています。

どのサイズがありますか?

A4(210×297mm)・A3(297×420mm)・B4(257×364mm)・SRA3(330×488mm)の4サイズです。

何枚から買えますか?

100枚からご購入いただけます。入数は100枚と500枚の2種類です。

価格はいくらですか?

100枚は全サイズ11,550円(税込)です。500枚はA4・A3・SRA3が42,900円、B4が46,200円(いずれも税込)となります。

両面に印刷できますか?

アート紙は上質紙の片面に塗料をコーティングした紙です。光沢のある塗工面を表として使う設計になります。

保管で気をつけることはありますか?

粘着剤を使った素材ですので、直射日光と高温多湿を避け、平らな場所で保管してください。開封後は早めに使い切るほうが安心です。

まとめ:アートタックはこんな方におすすめ

アートタックは、アート紙の印刷再現性とタック紙の機能性を1枚にまとめた素材です。写真やロゴをきれいに見せたいラベル・POP・ステッカーで、なおかつ糊の性質を用途に合わせて選びたい。そんな案件にまっすぐ応えてくれます。

選ぶ手順はシンプルです。①貼りっぱなしか、剥がすかを決める ②必要な接着力から4種類の糊を1つに絞る ③面付けに合うサイズと入数を選ぶ。この3ステップで決まります。

アートタックの購入は紙の通販専門店「紙もっと!」で

アートタックは、紙の通販専門店「紙もっと!」でお求めいただけます。粘着剤の異なる4アイテムを、A4・A3・B4・SRA3の4サイズ、100枚・500枚からお選びいただけます。

紙のソムリエ 五十嵐広治

紙のソムリエ 五十嵐 広治(いがらし こうじ)

日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。

現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやYouTubeなどSNS運用による情報発信

全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて、紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。

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