石灰石を主原料にした半透明のシート「LIMEX(ライメックス)半透明ハード」。紙でもなく、いわゆるプラスチックフィルムでもない、少し変わった立ち位置の素材です。水に強く、光を通し、屋外でも使える。紙が苦手としてきた場所に出番があります。
この記事では、株式会社TBMのLIMEX Sheet「半透明ハード」について、150μと200μの違い、サイズ・入数・価格、向いている用途を、実物と規格表をもとに整理しました。
LIMEX半透明ハードとは?
石灰石からつくる、紙でもフィルムでもない半透明シート
LIMEX(ライメックス)は、株式会社TBMが手がける素材です。炭酸カルシウム(石灰石)を主原料としていて、石油由来プラスチックで成形されたシートと比べると、石油由来プラスチックの使用量を削減できます。
そのなかで「半透明ハード」は、名前のとおり光を通す半透明タイプ。「ハード」と付くとおり、しっかりと腰のあるシートです。耐久性と耐水性に優れているため、屋内だけでなく屋外でも使えます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 分類 | LIMEX Sheet 半透明ハード |
| メーカー | 株式会社TBM |
| 主原料 | 炭酸カルシウム(石灰石) |
| ラインアップ | 150μ/200μ の2種 |
| 塗工 | 150μは片面塗工 |
| 特性 | 耐久性・耐水性 |
| 使用環境 | 屋内・屋外 |
| 入数 | 200枚 |

LIMEX半透明ハードが選ばれる5つの理由
① 石油由来プラスチックの使用量を減らせる
主原料は炭酸カルシウム(石灰石)です。石油由来プラスチックで成形されたシートと比較して、石油由来プラスチックの使用量を削減できます。「プラスチックを減らしたい。ただし水に強い素材でなければ困る」という案件で、置き換えの候補になります。
② 水に強く、屋外でも使える
耐久性と耐水性に優れているため、屋内外どちらでも利用できます。雨や湿気で波打つ、ふやける、破れるといった心配がある場所では、紙よりもこちらが向きます。
③ 光を通すので、バックライトで映える
半透明なので、背面から光を当てると面全体がやわらかく光ります。TBMが挙げている用途にもバックライトフィルムがあり、内照式のサインやディスプレイと相性のよい素材です。
印刷サンプルを見ると、CMYKのベタも写真も沈まずに乗っています。ただし地色が白ではなく半透明なので、白い紙に刷ったときとは仕上がりの印象が変わります。




④ 150μと200μ、2つの厚みから選べる
ラインアップは「半透明ハード150μ(片面塗工)」と「半透明ハード200μ」の2種類です。150μは0.15mm、200μは0.20mm。薄いほうが扱いやすく、厚いほうが張りが出ます。
⑤ 大判サイズを200枚単位で買える
どのアイテムも入数は200枚です。150μは638×470mmと650×920mm、200μは636×939mm(菊全)と788×1091mm(四六全)。全紙に近い大きさで届くので、面付けから取り都合を組み立てられます。
LIMEX半透明ハードの商品ラインアップ
| 品名 | 厚み | 塗工 | メーカー記載の用途 |
|---|---|---|---|
| 150μ | 0.15mm | 片面塗工 | クリアファイル代替 |
| 150μ | 0.15mm | 片面塗工 | バックライトフィルム |
| 200μ | 0.20mm | 記載なし | バックライトフィルム |

LIMEX半透明ハードのサイズ・入数・価格
| 品名 | サイズ(mm) | 入数 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| 150μ | 638×470 | 200枚 | 12,230円 |
| 150μ | 650×920 | 200枚 | 20,790円 |
| 200μ | 636×939 | 200枚 | 27,552円 |
| 200μ | 788×1091 | 200枚 | 33,578円 |
200μの636×939mmは菊全、788×1091mmは四六全にあたります。価格は税込です。最新の価格と在庫は「紙もっと!」の商品ページでご確認ください。
LIMEX半透明ハードの活用シーン
「水に強い」「光を通す」「屋外で使える」の3つが重なる場面が、この素材の得意分野です。
- 内照式サイン・ディスプレイのバックライトフィルム
- クリアファイルなど、プラスチック製品からの置き換え
- 屋外に出す掲示物・POP
- 水まわりで使う表示物・案内板
- 半透明を生かした重ね表現のグラフィック

紙のソムリエ・五十嵐の視点
紙の卸をしていると、「紙で作りたいけれど、水と屋外だけがどうしても越えられない」という相談に何度も出会います。LIMEX半透明ハードは、その壁の向こう側にある素材です。
面白いのは、半透明であることが機能にも意匠にもなる点です。バックライトに乗せれば光り、重ねれば下の色が透ける。白い紙では出せない表現がここにあります。一方で、地色が白ではないぶん、白い紙のつもりで色を組むと想像と違う仕上がりになります。刷る前に、実際の厚みで一度見ておくと安心です。
厚みを選ぶ基準はシンプルで、平らに保ちたいなら200μ、加工して曲げたり収めたりするなら150μ。迷ったときは、仕上がりが「立つ」か「収まる」かで考えると決めやすいです。
LIMEX半透明ハードのよくある質問
LIMEX半透明ハードはどんな素材ですか?
株式会社TBMのLIMEX Sheetのうち、光を通す半透明タイプです。炭酸カルシウム(石灰石)を主原料としています。
厚みは何種類ありますか?
150μ(片面塗工)と200μの2種類です。ミリに直すと0.15mmと0.20mmになります。
「片面塗工」とはどういう意味ですか?
シートの片面にだけ塗工がされている仕様です。150μがこれにあたります。面によって条件が変わりますので、両面に刷る予定があるときは事前にテストしてください。
水に濡れても大丈夫ですか?
耐水性に優れた素材です。紙のようにふやけたり波打ったりしにくいので、水がかかる場所でも使えます。
屋外で使えますか?
耐久性と耐水性に優れており、屋内外での利用が可能な素材です。
どのサイズがありますか?
150μは638×470mmと650×920mm、200μは636×939mm(菊全)と788×1091mm(四六全)です。
何枚から買えますか?
入数は200枚です。どのサイズも200枚単位でのお届けになります。
価格はいくらですか?
税込12,230円(150μ・638×470mm・200枚)から、33,578円(200μ・788×1091mm・200枚)までです。
サンプルはありますか?
有償サンプルのご用意があります。半透明の見え方は実物で確かめるのがいちばん早いので、色を詰める前に一度お手元でご確認ください。
使い終わったあとはどう捨てますか?
一般消費者の方が廃棄する場合、LIMEX Sheet製品は可燃で焼却処理も可能ですが、各自治体のルールの分類に従って処理いただく必要があります。なお、古紙回収には混ぜないでください。
まとめ:LIMEX半透明ハードはこんな方におすすめ
LIMEX半透明ハードは、石灰石を主原料にした半透明のシートです。水に強く、屋外でも使え、光を通す。この3つが同時に必要な案件で、いちばん素直に応えてくれます。
選ぶ手順は3ステップ。①バックライトに乗せるのか、貼る・置く用途かを決める ②平らさを取るなら200μ、加工しやすさを取るなら150μ ③面付けに合うサイズを選ぶ。これで決まります。
LIMEX半透明ハードの購入は紙の通販専門店「紙もっと!」で
LIMEX半透明ハードは、紙の通販専門店「紙もっと!」でお求めいただけます。150μ(片面塗工)と200μの2アイテムを、あわせて4サイズ・各200枚からお選びいただけます。

紙のソムリエ 五十嵐 広治(いがらし こうじ)
日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。
現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやYouTubeなどSNS運用による情報発信
全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて、紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。
