紙で表現する懐かしさ。『色上質紙×昭和レトロ風印刷』の魅力とは?
『色上質紙』は、名前の通り「色付きの上質紙」です。
発色が良く、筆記性・印刷適性にも優れた紙として、通知書・申込書・パンフレット・チラシなど幅広い用途に活躍しています。
中でも昭和レトロ風の印刷表現には、色上質紙のもつマットで落ち着いた質感と“少しくすんだトーン”のカラーが絶妙にマッチします。


デザインの作成を簡単に!
私はイラストレーターが完璧には使えないので『CANVA』を普段使用しています。
『CANVA』はデザインフォーマットを参考に視覚的にデザインデータを作成でき、印刷用PDFまで出力できる優れものです。
デザインをやりたいけど、イラストレーターはハードルが高いという方にはお勧めいたします。
こちらが今回の印刷データです。
キーワード(昭和・レトロ)で出てきたデザインデータを編集したものです。
このデータを私の職場の横にあるプリンターで印刷していきます。


一般的なプリンターと色上質
こちらが私のデスクの真横にあるRICOH IM300。
こちらのプリンターは特段高いものではありませんので、どなたでもトライできるのではないかなと思います。
印刷の設定も特段普通の印刷設定です。
今回はチラシをイメージしましたのでA4で出力していきます。


プリンターで印刷
こちらが仕上がりです。
今回は一般的な白いコピーと比較して印刷しました。
白い方も印刷の仕上がりはいいですが
色上質:クリームを使用した方がレトロ感が増しています。
ちなみに他にもメーカーが出している本の中にいい感じのものが
ありましたので別に画像を載せておきます。




昭和レトロに合うおすすめカラー例
カラー名 | 雰囲気の参考表現 |
---|---|
桃 | かわいい昭和の広告風、学級通信のような優しさ |
みず | 夏祭りのポスターや懐かしいチラシ風 |
クリーム | 給食メニュー・商店の案内など、懐かしさNo.1 |
やまぶき | 学校通信・自治体のお知らせ的なイメージ |
若竹 | 昭和の事務書類やチラシ風のくすみグリーン |
※印刷インキは黒1色や茶系で印刷することで、より「当時っぽさ」が引き立ちます!
まとめ:こんな方におすすめ
昭和レトロな世界観を印刷で表現したい方
フルカラーではなく紙の色を活かしてデザインしたい方
ZINE・演劇チラシ・地域イベントで印象的な仕上がりにしたい方
「あの頃の空気感」を紙で再現したいデザイナー・作家さん

株式会社立川紙業
五十嵐 広治(いがらし こうじ)
日本洋紙板紙卸商業組合 認定「紙営業士」
株式会社立川紙業/ECサイト「紙もっと!」管理人
紙とともに育ち、紙を愛し、紙の魅力を伝えることを仕事にしています。現在は、株式会社立川紙業にて以下を中心に活動中
・ECサイト「紙もっと!」の企画・運営
・コーポレートサイト/ブログの制作・更新
・InstagramやyoutubeなどSNS運用による情報発信
全国の印刷会社・デザイナー・個人ユーザーに向けて
紙の楽しさ・奥深さを日々発信しています。